初めに・・・
どうも、こんにちは。
72期の石井といいます。
さて、「自宅で楽しむオモシロ知識」の第二回のテーマは『地名』です!
皆さんは地名の由来についてどれほど知っているでしょうか?
例えば東の都で「東京」とか富士山が見える丘だから「富士見ヶ丘」とか
このようにちょっと考えると由来がわかる地名がたくさんある中、
地名の由来が分かりにくいけど、実は恐ろしい意味を持った地名が存在するのです!
今回は地名に入っていたら要注意な漢字について紹介していこうと思います!
1:鮎(アユ)
魚の名前が地名になってることなんて珍しくもないじゃん。と思ったそこのあなた!残念!
この漢字の由来は「揺く(あゆく)」という言葉に由来し、軟弱な地盤の土地を意味しています。
つまり、地震災害などでは甚大な被害が予想される土地なのです。
代表的な地名としては昭和56年に土砂災害で被害を受けた宮城県鮎川町です。
※鮎川町は現在石巻市に合併されています。
2:梅(ウメ)
実は「梅」は「埋」という漢字の音だけをそのままに、文字だけ変わった場合があるのです。
この場合、過去に土砂崩れにより砂が堆積してできた土地であったり江戸時代以降に埋め立てられた
土地である可能性があります。代表的な地名としては大阪の「梅田」ですね。
3:女(オナ)
こちらの「女」という漢字は荒々しい波という意味の「男波」に由来します。
過去に恐ろしい津波が発生した可能性があり、地震の際は注意が必要です!
代表的な地名としては東日本大震災で津波により甚大な被害を受けた宮城県の女川町などです。
4:亀(カメ)
いつもマイペースなカメさんなイメージを持ちがちですがこちらも油断は禁物。
「亀」は水などが土や岩をえぐる意味の「噛マ(カマ)」という言葉に由来します。
浸食されて陥没した土地の可能性があります。代表例は東京の亀有や亀戸です。
荒川と隅田川に囲まれたこれらの地域は水害の危険性が高いといわれています。
5:駒(コマ)
「駒」という漢字のもともと「転(コロ)」と「間」を組み合わせた用語です。
輪状に川を囲まれた土地で、洪水が起こりやすい土地を意味しています。
代表例は谷底低地で地盤が弱い東京都豊島区の駒込です。
6:蛇(ジャ)
日本では古来より蛇は「天から水を運ぶ神の使い」とされ、水害の歴史と深く結びついていて、
やはり、水害の多い地域の地名になっていることが多いようです。2014年の8月に広島で起こった土砂災害の
中でも一番大きな被害を出した「八木」はもともと「八木蛇落地悪谷」と呼ばれていたそうです。
一目でヤバい土地だと容易に想像できますよね。
最後に・・・
さて、いかがだったでしょうか?もちろん、ここに挙げた例は全体のごく一部であり
まだまだ「実は危険な地名」はたくさんあります。しかし、共通して言えるのは
どこ地名も先人の人々たちが後世の人たちへ何かしらのメッセージを残そうとしてあえて
特定の漢字を使っているということです。最近では住んでもらう人を多く呼び込むために
危険な地名をわざと改称している土地もあるのでお引っ越しの際はくれぐれもお気をつけてください!
それでは、ごきげんよう!